千年の旅人たち 第67回正倉院展 番外1 正倉院への道
憧れの正倉院展にテンション上がったものだから「正倉院見ずに帰らりょか」
博物館のインフォメーションで「ここから、リアル正倉院まで歩いて何分くらいでしょうか?」
「だいたい25分位ですね。東大寺はお分かりになりますか?そこから・・・」と過不足なく丁寧に教えてくださる。
博物館の外でも、色々なイベントが。
しかし、先ずは正倉院。
正倉院とは、もともと律令制の税を納める倉、または大きなお寺の什器や納められた品々を保管する倉のことだったそうな。
今「正倉院」と呼ばれているのは、後者で、東大寺の正倉。
なので、先ず目指すは東大寺。
道すがら鹿にも遭遇。
鹿は偶蹄目(正しくは、鯨偶蹄目だとか)。
奈良国立博物館から、東大寺南大門までは意外と近かったので「25分もかからないかも」と思ったが、そこは東大寺。
ここからが広い、広い。
華麗な中門を左折し、大仏殿は入口を横目で眺めるだけ。
ひたすら目指すは正倉院。
あ!見えたー。
正倉院前に到着。
これが有名な校倉造。
その昔、遠い国から長い旅をしてきた数々の宝物の終着点がここ。
しかし、彼ら、千年の旅人たちの旅はまだ終わってはいない。
到着とともに、彼らの旅は再び始まった。
それは、悠久の時を超える、未来へと続く長い長い旅の始まり。
千年の旅人たちよ。
お疲れさまでした。
そして、行っていらっしゃい。
遥かに先の未来へまで。
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