もう一つ寝ると北陸新幹線 3年前の金沢 その2

エルダベリイ

2015年03月13日 10:53

前日の暑さとはうって変わって、二日目は雨の金沢。
今日のお楽しみは、泉鏡花記念館と近江町市場。

泉鏡花の世界は、もうもう、それだけで美しい、妖しいものだが、記念館で小村雪岱や鏑木清方の画を眺めると一層の趣が。


そして、お昼は近江町市場で海鮮丼。

鮮魚通り口から入ってすぐのお店(名前失念!)でいただく。
構えはこう言っちゃあなんですが、屋台に毛の生えた程度のお店だったが、お味は極上!
まあ、ここで不味い魚を出すようじゃあ、続かないだろう。
市場も見て歩き、海鮮物にも魅かれるが、翌日があるため、加賀蓮根と乾き物を買うに留める。

この日は他にも、金沢蓄音器館で古い蓄音器でレコードを聞かせていただいたり、寺島蔵人邸で武家屋敷とお庭を拝見したり、前田土佐守家資料館で前田家の歴史に触れたり、金沢市老舗記念館で金沢商家人の底力に感銘を受けたり。
普通、これだけ見て回ると、そこそこ飽きてくるものだが、全く飽きずに観てまわれるのも金沢の奥深さか?
しかし、写真が一枚もないっ!金沢の歴史に圧倒された、というよりも、サボリモード入ってたな、自分。

最終日は、卯辰山から金沢市や浅野川を見る。


自分にしては、なかなかに盛りだくさんな旅行だったが、かの有名な東茶屋街にも金沢城にも行っていない。
浅野川の中の橋で「愉快(おもしろい)な、愉快(おもしろい)いな、お天気が悪くって外へ出て遊べなくっても可いいや」と鏡花『化鳥』ごっこして、羽の生えたうつくしい姉さんや、医王山で『薬草取』よろしく、花を手折らぬまでも美女が原の美女を探したりしてみたかった。
また、冬の寒い季節の金沢も、風情がありそうだし、色々と美味しそう。
今度は北陸新幹線のお世話になって、また訪れたい、金沢の街。

泉鏡花記念館:詳細はこちら
近江町市場:詳細はこちら
金沢蓄音器館:詳細はこちら
寺島蔵人邸:詳細はこちら
前田土佐守家資料館:詳細はこちら
金沢市老舗記念館:詳細はこちら

「もういくつ寝ると北陸新幹線 3年前の金沢 その1」の記事はこちら

そして、こちらは、動画。題して『金沢逍遥』

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