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Posted by たまりば運営事務局 at

2013年01月15日

小鳥のまかない

昨日(2013/1/15)は、東京地方、初雪にして大雪。
自宅の裏の南天の赤い実に雪が積もり、そのいろどりに、しばしうっとり。



この南天、数年前の秋に越してきた時からあり「お正月には飾れるなー」と心づもりしていた。
しかし、年末となり「さて、そろそろ一枝」と裏に出ると「あれー!?」
ない。一粒も実がついていない。
おそらく、小鳥の冬期救荒食品となったのだろう。
アテが外れてがっかり。
そんな年が何年かすぎ、一昨年の年末。
もはや期待もせずに、裏を見てみると「実がついてるーーー!」
さっそく鋏を持ち出し、一枝。
丹波立杭焼の鶴首花入に挿してみると「ふふふ、お正月らしい~」

この年は、なぜ南天の実がついていたのか?
察するに、前年まで駐車場だった我が家の裏に、春先、家が建ったのだ。
このせいで、小鳥がついばみづらい環境になったのかもしれない。

しかし、南天の実がついていたらついていたで、別の心配が。
昨年までこの実をアテにしていた小鳥たちはひもじい思いをしてはいないだろうか?
夕飯を予定していたお店に出かけたら臨時休業だった程度の生易しいものではないだろう。
「が、がんばれ。あと少しだ。あそこに行けば実がある、実がある・・・」と思ってやってきた小鳥にとっては兵站を絶たれしごとき大打撃やもしれない。
せっかく飾った南天の枝を見ても素直に楽しめない。

やがて1月も終わり、寒さも深まる頃だったか。何気なく裏を見ると「実がない!」
障害物に戸惑っていた鳥たちも背に腹は代えられないと思ったのか、危険がないと判断したのか。
無事に南天の実を食べたようだ。

これ以来、年末に南天の枝手折ることはなくなった。
正月に南天を飾らなくても、命に別状はない。
でも、小鳥たちにとっては死活問題かもしれないのだから。

さて、今現在、南天は実がしっかりついている。
これはこれで楽しんで眺めているのだが、実がなくなると、どこかほっとしている自分がいる。
  


  • Posted by エルダベリイ at 10:40Comments(0)日々の徒然