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Posted by たまりば運営事務局 at

2012年03月27日

ジャーナリスト楽校inこだいら6回目

「わたしの経験では、批評家に悪口をいわれることは、なんでもない。ただ、たくさん議論してくれないと、こまるのです。われわれがほしいのは、議論です。」(『ドリトル先生のキャラバン』ヒュー・ロフティング作 井伏鱒二訳)


一昨日(2012/03/25)、最終日を迎えたジャーナリスト楽校inこだいら 第二楽期。
最終日は、小平市民にして、同校委員長、若林覚先生による基調講演『効果的な情報発信~ジャーナリスト楽校のキャッチフレーズとロゴマークを作ってみよう~』

ここで強く印象に残ったお話が「賛否両論が出る作品にはパワーがある」。
これで思い出されたのが、冒頭のドリトル先生の中の一文。
ドリトル先生が前団長にお金を持ち逃げされたサーカス団の団長に担ぎあげられ、魅力的な歌をさえずる緑のカナリアと出会い、画期的な鳥の鳥たちによる人間のための『カナリア・オペラ ピピネラ』を興行。
この前代未聞、風変わり、そして魅力的なオペラの初日が終わった後、劇場の支配人がドリトル先生に言ったのが、冒頭の言葉。
果たして、賛否両論の議論に恵まれたカナリア・オペラは、連日満員の大当たりとなる。

若林先生がサントリーの広告として手掛けられた、サントリーローヤルのCM。
1983年に放映された第1作「詩人ランボー編」には、社内でも賛否両論。むしろ否の方が多かったというが、このCM、今でも記憶に残るインパクトがあった。
今でもYou Tubeにアップされ「また見たかった」というコメントも寄せられている。
その年の美術界回顧では、美術評論家 東野芳明氏によって「広告はアートを超えたか?」と数々の「美術」作品を抑えて第1位にランクされたという。
若林先生は、現在も練馬区立美術館の館長として、無難な線に落ち着こうとする公の美術館を、ダイナミックに、魅力的に運営なさっている。

練馬区立美術館のサイトはこちら
美術館館長ブログはこちら
       
    パネルディスカッション前           修了記念写真撮影前


効果的な情報発信では無難は難あり。でも、日常生活で無難というのは、大切な要素ではないかなぁ、と思っていたら、基調講演に続くパネルディスカッションで、ギョッ!としたことに。
パネラーのお一人、関山祐介様から、福島県のある自治体で行われたある会合では「無難」に始め「無難」終わらせるためか、開催自体が広く知らされず、したがって、出席者も少なく、質問も出ない。
しかし、その自治体の職員の方は、不安を抱えながら仕事をしている。
「無難」は、まったく無難じゃない!

さて、今回、初めて懇親会に参加した。






賑わう懇親会会場

この懇親会でも「グループに分かれて、その動物を飼いたくなるキャッチコピーを作ろう」という、実践的なゲームがあった。
自分が参加したのはペンギンチーム。
コピーライター、ベンギン好き、宝飾工芸家、学生さんに加えて自分の計5名。
自分は要領を得ず、思いつくままダダ漏れ口走り状態だったが、皆様の要所要所を抑えた発言とプレゼンで何と優勝♪
委員長からもお褒めのお言葉をいただき、一同、小平のブルーベリーワインで祝杯!

4月以降も、色々な企画が予定されている「ジャーナリスト楽校inこだいら」。
小平在勤、在住以外の方にも、広く門戸は解放されている。
  


  • Posted by エルダベリイ at 18:26Comments(5)小平