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Posted by たまりば運営事務局 at

2012年02月25日

坂の途中の小平糧うどん「うどん弥 根古坂」

昨年の12月のこと、年末年始準備の買物のため、自転車を走らせていたら「ふつーの住宅街の道」にいきなり「小平糧うどん」の看板!
「これは、食べたい!」
しかし、年末年始の慌ただしさにまぎれ、やっと今週おうかがいできた(遅いよ、自分!)



ご自宅を改装したと思われる、カウンターだけの小さなお店だが、コート掛や荷物入れ完備で、厚着&大荷物をうまく収めることができた。

糧うどんをお願いすると「うどんをゆでた後、水で冷たくしたままのと、もう一度お湯をくぐらせて温かいのとできますよ」とのこと。
ありがたく「うどんは温かいの」でお願いする。

さて、ご存じの方も多いかと思うが、降水量より浸水量が多い地域(小平を含む)は稲作に向かず、稗、粟、小麦などの穀類の栽培が主だったことから、お祝い事の席などでは「手打ちうどん」が供されるのが常だったとか。
小平市のホームページにも「小平糧うどん」の項目があるほど、親しまれてきた糧うどん。

さて、うどん弥根古坂さんに戻ろう。
入口の暖簾に「贈呈 小平四うどん会」の文字があった。

これについて、ご主人にお尋ねすると、昔の青梅街道の呼び名からとった「小平うどんの会」があるそうで、ご主人もすぐ近くの小平第一小学校で児童にうどん造り体験授業をなさっているとのこと。
指導の下、自分たちでこねて、伸してと作ったうどんはとても好評とのこと。
「その日は、糧うどんが給食の代わりにということもあるけれど、みんな良い食べっぷり。卒業文集に『学校生活で一番の思い出は、小平糧うどんを作って食べたことです』なんて書いてあることもあるそうで」と、聞いているだけでも楽しそうなお話。

「ゆであがるのに、ちょっと時間、かかりますよ」とのことだったうどんも、そんなお話をおうかがいしているうちにゆであがり、ちょっと色黒、素朴で健康的なうどんがやってくる。



使っている小麦粉は、小平産の小麦とのこと。
逸る気持ちを抑えつつ、まずはおうどんだけいただいてみると「美味しい~♪」思わず、麺だけちゅるちゅるといただいてしまう。
しかし、いりこやサバ節を使ったとのつけ汁放置は失礼なので、つけていただくと、さらに豊かな味わいに。ゆでた野菜(この日はキャベツとニンジン)を加えると、ゆで野菜の甘みも加わる。
薬味の葱や生姜、自分ですって入れるゴマを順次投入すると、それぞれに風味が変わり「うどんの多羅尾伴内や~」(あははー、古いねー)。

そうこうするうちに、最初は自分一人だった店内も、続々とお客様が。すると、厨房側にも奥様(かな?)がご参加。
その昔は「おいしいうどんが打てない女性は、嫁のもらい手がいない」(色々と死語だ・・・)とまで言われたという糧うどん。
今や、男女共同参画で、美味しい小平糧うどんがいただける。

うどん弥 根古坂(UDONYA NEKKOZAKA)
糧うどん 600円
肉汁うどん 800円
他、ちくわ天ぷら 100円 ビール450円 日本酒360円~ 等々

所在地:小平市小川町1-1104-1
電話番号:042-344-0007
営業時間:11:00-14:00 17:00-19:00
定休日 :木曜日
これ以外に、小学校でのうどん教室等で休みのこともあるので、ご確認が確実。
  


  • Posted by エルダベリイ at 06:33Comments(0)小平で食べる