映画『第4の革命』

エルダベリイ

2012年03月19日 09:33

一昨日、出席した「小平市西地区の地域ネットワークづくり」設立集会。
この第二部では『第4の革命 エネルギー・デモクラシー』が上映された。


映画の解説は、白梅学園大学の成田先生

18世紀に農業生産を飛躍的に向上させた農業革命、18世紀から19世紀にかけての産業革命、2000年の新語・流行語大賞にもなったIT革命。
そして『4番目の革命』とは、エネルギー革命。埋蔵量に限りある化石燃料エネルギー(石炭、石油、天然ガス等)から再生可能エネルギーへの転換を指す。








←映画ポスター。クリックすると、それなりに大きくなります。

18世紀に農業生産を飛躍的に向上させた農業革命、18世紀から19世紀にかけての産業革命、2000年の新語・流行語大賞にもなったIT革命。
そして『4番目の革命』とは、エネルギー革命。埋蔵量に限りある化石燃料エネルギー(石炭、石油、天然ガス等)から再生可能エネルギーへの転換を指す。

昨年は、我が家がある地区でも計画停電が実施され、トランジスタラジオや、購入28年目にして初めて日の目を見たろうそくが活躍(ろうそくについては、使ったのが夜なので、この表現は正しくない!)。
我が家はガスコンロに、ストーブも「上でお湯が沸かせるのを」と購入した電池点火式のものだったので、かなり楽に乗り切れた方だと思う。それでも、家族の仕事が職場の計画停電を避けての不規則シフトとなり、脳外科手術後半年程度だったこともあり、それなりに疲労し、感覚的には術後1か月頃の状態に戻ってしまった気がした。

しかし、この映画では、世界のあちこちで、まだ電気が通っていない地域が多くあることを教えてくれる。
アフリカのマリでは、電気がない病院で、夜、医師が懐中電灯を首と肩に挟んで赤ちゃんを取りあげていたという。この病院に再生可能エネルギーによる発電機が設置され、灯りがともる。
「ロサンジェルスやトキオ(東京)のように明るい場所になっていく」という言葉があったが、一大エネルギー消費地と世界的に認知され、色々燃やしてCO2を出しながらの明るさ。大丈夫か、トキオ?

いっぱい使っている分、色々考えることはあるのでは?
昨年、TVで原発か?脱原発か?の街頭インタビューの様子を見た。
お一人の男性は原発に賛成。「安い電気がなきゃ経済がもっと悪くなっちゃうでしょう」
確かにその意見は正しい。でも、それって人が生活できる場所があってこそではないかしら?

人っ子一人いない島国で、ただドッドドドッドドと原子力発電所だけが稼働している風景。
なかなか、ディストピア。

第1の農業革命と第2の産業革命は歴史上のものとなり、第3のIT革命は猛スピードで進行中。
そして、『第4の革命』は、現在進行形。
再生可能エネルギーへの転換にも、色々問題はあるだろう。
しかし「電気のない社会」に戻ることは、おそらく不可能。
だからこそ「キトクケンエキ」や「アマクダリサキカクホ」は、諦めて、10年、20年後に「2012年に始まったこの方針により、日本は「第4の革命」に大いに貢献し、現在、安全なエネルギー大国となった」と、教科書に書かれて名を残してみませんか?政治家、官僚の皆様。

映画「第4の革命』のサイトはこちら
上映会や自主上映募集のお知らせもあり。

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