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Posted by たまりば運営事務局 at

2016年06月21日

そうだ、投票に行こう! 7月10日第24回参議院選挙投票日

2016年7月10日(日)は、参議院選挙。

日本の選挙制度の歴史を簡単ながらひも解いてみると、
1889年(明治22年)に、満25歳以上の男性で一定額以上の国税を納めている者に選挙権が与えられた。
その後、1925年(大正14年)に納税条件がなくなり満25歳以上に選挙権が与えられたが、これも男性のみ。
1945年(昭和20年)になり、8月15日の太平洋戦争終戦を経て、12月にGHQの監督で衆議院議員選挙法が改正され満20歳以上の男女に選挙権が与えられ、やっと完全普通選挙。

さて、話が変わるが、今年の始め、ネルソン・マンデラ氏の自伝『自由への長い道』を読んだ。
南アフリカ共和国でのアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃運動を指導し、このため、27年間の長きにわたる投獄生活を送る。
釈放後に行った大きな仕事の一つが、人種規制のない初めての普通選挙で、これが1994年。日本だと平成6年。こんな最近まで普通選挙が行われていなかった国もあったのだ。

努力と啓蒙活動と多くの犠牲の上に成り立った南アの普通選挙に比べると、日本の普通選挙は「ララ物資と一緒にもらっちゃった」的な棚からボタ餅感。(もちろん、太平洋戦争での多くの犠牲者を忘れてはいけないのではあるが)。
しかし、タナボタで手に入ったからとぞんざいに扱っていると「要らないんだね」とあっさり失われてしまう時がこないとも限らない。
そして、失われる時はあっさりでも「やっぱり必要でした」言って、簡単に返却してもらえるほど甘くはないだろう。
となったら、もち米を水に浸し、炊きあげ、小豆を煮て、砂糖を入れてつぶしてと・・・あ、これはボタ餅の作り方だった。
閑話休題、
「投票したい人がいない」という声も良く耳にする。そうだよねー、それは良くわかる。
でも、100%自分の考えと一致する人なんていないわけだし、だったら、少しでも重なる部分がある人や「これだけは、反対!」と思う政策に同じように反対している政党に「ええい、投票してしまえー」というのも乱暴なようだが、一つの方法。

選挙権を手に入れるための艱難辛苦をネルソン・マンデラ氏の苦難と重ねあわせて想像すると・・・「自分には無理そう!」。
だから、今在る選挙権を大切にしたいし、行使したい。
だから、そうだ、投票に行こう!
  


  • Posted by エルダベリイ at 09:04Comments(0)日々の徒然