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Posted by たまりば運営事務局 at

2012年08月13日

吉祥寺美術館で『モジもじ文字』

武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の『モジもじ文字』展へ行った。



展示されているのは、平賀甲賀様、鳥海修(字游工房)様、大原大次郎様の作品(以降、敬称略)。
感想は拝見した順に。

平賀甲賀「書き文字99」
お名前は存じあげなかったが、作品を拝見すると「あ!椎名誠の本の表紙!」と反射的に思い出せるインパクトのある文字。
どの作品も印象的だが、北原白秋の詩は内容と相まって素敵。

「もじゅうりょく」
登山のルート図から線と記号を採集し、文字を再構成したり、揺れるモビールの影が文字に見えたり。
世界の至る所に隠された文字がいるかもしれない。ちょっと怖いような、ワクワクするような。

字游工房の嵯峨本フォントプロジェクト
嵯峨本とは、江戸時代初期に出版された活字本で、このフォントを今に再現したのが、嵯峨本フォントプロジェクト。
ご一緒したE嬢は書道を習っていらっしゃるので、読み方や変体仮名などについてご教示いただき、興味深さもひとしお。
今回の展示は、伊勢物語の一段と九段。九段はご存じ「東下り」。「からごろも」や「みやこどり」が、古典の教科書の活字とは違った典雅な趣。

余談だが、京成伊勢崎線の「業平橋駅」が「とうきょうスカイツリー駅」に名称変更でちょっとがっかり。亀有在住時に、たまに乗って「曳舟駅」や「鐘ヶ淵駅」などとともに、アナウンスを聴くのが楽しみな駅だったのにな。

この企画展とは別に常設展もあり、入場料一般は100円の充実の美術館。
この展示会は2012年9月9日(日)まで、武蔵野市立吉祥寺美術館にて開催中。
  


  • Posted by エルダベリイ at 09:43Comments(0)